「未経験歓迎」募集も多い介護の現場ですが、仕事がきつさや薄給のイメージや、自分に向いているかわからないから踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
仕事のきつさや薄給の点は、国の制度によって年々改善されつつあります。
しかしそもそも介護職に「向いている素質」とは何なのでしょうか。
まず性格的な素質として介護職に向いているのは、「明るくコミュニケーションを取ることが好きな人」「クレームを受け流せる、接客業が苦にならない人」「チームで働くのが好きな人」です。
介護施設の高齢者は「お客様」で「年上=目上」の観念で接するべきであり、中には強くその感覚で接してくる高齢者もいます。
クレーム対応もあるコールセンターに勤めていた人、あるいは企業で新人研修を済ませて基本的な接客態度を心得ている人、飲食系接客業の経験者であれば、対接客時の言葉づかいや気配り力を応用できるのでこちらも向いています。
働き方の面で向いている人は「土日祝に休むことにこだわりが無い人」「夜勤に問題が無い人」です。
介護現場は夜間対応、緊急対応が起きることもあり、職員が少ない施設では休日の予定が立てられないこともあります。
しかし夜勤や緊急対応には1回ごとに手当がつき、介護職の給与は勤務年数で増えるように制度化されるなど、従来のような「きついだけで稼げない」という職ではなくなりつつあります。
特に夜勤だけを行う「夜勤専従」は、「休日の時間を多めにとれる」ことから、体質的に問題がなければリフレッシュの時間、スキルアップの時間を取りやすい働き方です。